近江商人の街並

近江商人の町といえば、近江八幡、日野、高島、五箇荘などがあり、
場所によって扱う商品も異なります。
八幡商人は秀次の楽市楽座政策に育てられ、
廃城後も全国へ天秤棒を担いで、畳表や麻布、蚊帳などを売り歩きました。

新町通りには見越しの松にうだつ屋根、むしこ窓に格子戸、犬矢来など、
八幡商人の風情ある本宅の家並みが続いています。

西川利右衛門邸は築後310年を経て重要文化財に指定され、一般に公開されています。
西川甚五郎本宅は「ふとんの西川」の本家で永禄9年(1587)の創業です。

近江商人は「買い手よし、売り手よし、世間よし」の
三方よしの基本精神で知られています。

また近くには本願寺八幡別院があります。
本願寺11代顕如によって江州蒲生野に金台寺として創建され、安土を経て秀次の時にこの地に移されました。
江戸時代徳川家康も宿泊し、朝鮮通信使の昼食場所ともなりました。

旧西川利右衛門住宅(重文)                     西川甚五郎本宅

              

旧伴家住宅                             本願寺 八幡別院