ヴォーリズとその建築  

和風の町並みの中にヴォーリズの設計した洋風建物が随所に溶け込んでいます。

米国人ウイリアム・メレル・ヴォーリズは、
明治38年来日し英語教師として八幡商業に赴任しました。

その後西洋建築家としても各地に近代建築を残し、
メンソレータムで知られる近江兄弟社の創設にも携わり、
その活躍は「青い目の近江商人」ともいわれました。
キリスト教の伝道にも努め、華族一柳家の令嬢を娶り、一柳米来留(メレル)となって日本に帰化します。

下の写真はヴォーリズ記念館です。
ヴォーリズ夫妻が明治34年からその生涯を閉じるまで住まいしたところです。
池田町洋風住宅街には古びた煉瓦塀の奥に、
八幡における最初の彼の設計とされる3棟の洋風建物が残されています。

このほか彼の設計は、旧八幡郵便局、アンドリュウス記念館など八幡市内に20軒余り現存し、
全国では1000軒を超えるといわれています。

少女から花を受ける ヴォーリズの像                   池田町洋風住宅街 

          

旧八幡郵便局                            アンドリュウス記念館