金剛院

舞鶴東インターより車で10分、関西花の寺第3番霊場金剛院は
「丹後のもみじ寺」ともいわれ、数千本の紅葉が全山を紅に彩ります。

このお寺は平安時代の初期、
天長6年(829)平城天皇の第3皇子高岳親王によって創建されました。

高岳親王は嵯峨天皇の皇太子となりましたが、
平城上皇が薬子の乱による謀反に失敗したため、この地で仏門に入り真如となりました。
弘法大師の10大弟子の一人に数えられていましたが、
仏法興隆を目指し天竺への旅の途中で消息を絶っています。
境内には高岳親王お手植えの榧の巨木も残されています。

長い石段の上に建つ本堂、室町時代再建の三重塔、
細川幽斎が寄贈した庭園や紅葉の散策路など心安らぐお寺です。

 三重塔(室町・重文)                            紅葉の境内 

             

  高岳親王お手植えの千年榧                     本堂