赤れんが博物館
舞鶴港には旧海軍舞鶴鎮守府の12棟の赤れんが倉庫群が立ち並び、
近代化遺産,そして8棟が重要文化財に指定されています。
赤れんが博物館は明治36年旧海軍の水雷庫として建設され、
本格的な鉄骨れんが建築として最古級のもので、
れんがの歴史や世界のれんがなどが収集展示されています。
明治37年の日露戦争では、この港は東郷平八郎率いる旧海軍の軍事的拠点でもありまし
た。
第2次世界大戦後は、シベリヤ抑留者の引揚桟橋として、
昭和20年10月から13年間に66万人の抑留者と1万6千柱の遺骨を迎えました。
長年の間毎日桟橋で息子の帰国を待ち続けた母の姿は、
当時「岸壁の母」として国民に愛唱されました。
ここには引揚者記念館、復元された引揚者桟橋、それに「岸壁の母」の歌碑など
大東亜戦争の歴史が残されています。
赤れんがの港 シベリヤ抑留者らの招霊の碑 引揚者桟橋
五老ヶ岳から舞鶴港を望む