小野篁 閻魔大王像

  平安朝の頃、嵯峨天皇に仕えた小野篁は、昼は朝廷に勤務し、
夜はこの寺の井戸から冥界へ降りて閻魔庁の役人となり、閻魔大王の裁きで
地獄へ落ちるべき人々を救ったといわれます。

小野篁朝帰りの出口は、嵯峨大覚寺門前の六道町にあったそうです。

小野篁は京都六地蔵巡りの六体の地蔵を刻んだとも伝えられ、
学者、歌人であり、小野小町の祖父ともいわれています。

小野篁の墓は紫式部の墓と並んで堀川北大路下るにあります。