珍皇寺 六道の辻

  東山の六波羅蜜寺の近くにある珍皇寺は、
古くからのお盆の風習を今に伝える「六道詣り」の寺として知られています。

ここは昔の風葬の地である鳥辺野の入口にあたり、この世とあの世を分ける六道の辻と呼ばれてきました。

六道とは、現世の善悪により来世で迎える
地獄道、畜生道、餓鬼道、修羅道、人道、天道の六つの冥界をいいます。
 
 冥途への通路に当る珍皇寺は、お盆前のこの期間、先祖の霊を迎える人々で大変にぎわいます。