源氏の間 紫式部

寛弘5年(1008)11月1日の紫式部日記に「源氏ににるべきひとみえたまはぬに……」
と紫式部は記しており、このとき源氏物語が世に出ていたことが確認されました。

今年はそれから丁度千年経ち、各地で源氏に因む催しが行われています。

伝承では、紫式部はこの部屋に参篭し、湖面に映える十五夜の月を眺めながら、
源氏物語「須磨」「明石」の巻を書き上げたといわれます。