醒ケ井宿

中仙道を柏原宿から西へ行くと、次は中山道61番目の宿場醒ケ井宿です。
加茂神社の前には地蔵川の清流が流れ、
居醒の清水と日本武尊(やまとたけるのみこと)の腰掛石があります。
醒ケ井は旅人ののどを潤した憩いの宿場でもありました。

むかし景行天皇は、日本武尊に伊吹の大蛇を退治するよう命じました。
尊は伊吹山に登り、大蛇を退治しましたが大蛇の毒気に当てられ、
正気を失って辛うじて下山してきます。
そのときここの清水を飲んで、元気を取り戻したといわれ、
「居醒の清水」と名付けられました。
平成の名水百選に数えられています。

旧醒ケ井郵便局はヴォーリスが建築に携わった木造2階建て擬洋風建築です。
大正4年の建築で、昭和9年に外装はモルタル塗りに改装されました。

地蔵堂のお地蔵さんは、伝教大師が雨を祈願して刻まれたと伝えられています。
1丈2尺(3.6m)のお姿は、石造仏としては県下最大のお地蔵さんです。

日本武尊像                          腰掛石と居醒の清水     

               

旧醒ケ井郵便局                              地蔵堂