醒ケ井宿 梅花藻と問屋場

地蔵川には初夏のころから晩夏にかけて、水中の緑の葉に包まれ、
小さな白い梅の花に似た可憐な梅花藻の花が見られます。

キンポウゲ科の水中植物で、水がきれいで水温が14度前後の場所に生育し、
全国でも梅花藻が見られる場所は限られています。
ここには絶滅危惧種の川魚ハリヨも生息しています。

川岸の古風な木造平屋の建物は昔の問屋場です。
江戸時代、宿駅で大名や役人に人足や馬の手配などを行い
、荷物の積み替えなどもここでされていました。
往時の完全な姿を残すものとしては珍しく、国の有形文化財に指定されています。

本陣の跡は今「樋口山」という料亭になっており、庭に昔の面影が残されています。

     梅花藻                               問屋場跡           

            

 本陣跡 料亭「樋口山」                           本陣の庭園