時雨殿

亀山公園の入り口に百人一首の殿堂として
平成18年に建てられた時雨殿があります
館内には百人一首の歌人をしのぶ、王朝装束などが展示され、かるた競技なども行われます。

小倉百人一首は鎌倉時代の初め、宇都宮頼綱(蓮生)が嵯峨野に中院山荘を造り、
その障子に貼る色紙の染筆を藤原定家に依頼しました。

定家は時雨亭で飛鳥時代の天智天皇から、鎌倉時代の順徳天皇まで、
古今和歌集、新古今和歌集など勅撰和歌集の中から優れた100首の和歌を選び色紙に書きました。

これが百人一首の由来とされ、
定家の時雨亭は中院山荘近くの厭離庵にあったとされますが、
常寂光寺や二尊院の中にも時雨亭跡といわれる遺跡があります。

百人一首の歌碑は嵯峨野5地区にまとめて建てられており、
亀山公園には小野小町や紀貫之の歌碑があり、野々宮地区には藤原定家の歌碑があります。

                                    
   

 時雨殿 玄関                           大堰川の向こうに小倉山を望む   

           

常寂光寺 時雨亭跡                         百人一首 藤原定家歌碑