愛宕山信仰

桂川の松尾橋の辺りから眺めた愛宕山です。
京都の西北にそびえる愛宕山は高さ924m火伏の神としての信仰の山でもあります。
知人のNさんは70歳を過ぎて、一念発起愛宕参拝登山1000回を目指して、
昨年から挑戦中です。
今年も5月半ばで早や通算62回、今年だけで30回を記録されました。

私もNさんの写真を借りて、今回愛宕詣でを楽しんでみました。
愛宕神社には5000回、3000回の登山を果たした人から
奉納された記念碑が並んでいます。
六根清浄を唱えつつ登山する山伏姿の愛宕講修験者にも出会いました。

大宝年間(701~704)役小角と泰澄は、愛宕山で天狗に出会い
ここに神廟を建てたのが開基とされ、今も奥の院に太郎坊大天狗が祀られています。
烏天狗ともいわれ、天狗の羽の団扇が火を煽るとして恐れられ、
人々は「火廼要慎」のお札をここでいただきます。
特に7月31日の夜から未明にかけてお参りする千日参りは、
1回で千日分のご利益があるとして夜通し山はにぎわいます。

修験者登山                          愛宕太郎大天狗絵馬 

          

表参道登山口 清瀧渡猿橋                参拝登山5000回記念奉納