明治天皇ご生誕の地 旧中山邸

御所の築地塀に沿って東北の角 猿が辻まで歩くと、
その少し先が明治天皇の生家である旧中山邸です。

權大納言中山忠能(ただやす)の娘慶子は孝明天皇の寵愛を受け、
嘉永
5年(1852922日、後の明治天皇となる祐宮はここで誕生しました。

今もその時に建てられた平屋21坪の産屋が残されています。
御所や大宮、仙洞御所を除いて御苑の中で江戸時代の建物が残っているのは、
九条邸の拾翠亭とこの建物だけです。

祐宮は4歳の時までここで育てられました。

2歳の夏干天が続き、新たに掘られた井戸は「祐の井」と名付けられ、
縣井、染殿井と ともに御苑の
3名水とされています。入口の黒い柵の奥に祐の井が見えます。

明治天皇は慶応3年(1867129日御所において王政復古を発せられ、
新しい日本国家がスタートしました。

            祐の井                            明治天皇生誕の地標識             

              

 猿が辻                          秋の御苑