御影堂(ごえいどう)

御影堂門を入ると正面に親鸞聖人の御真影を祀る御影堂、
そして左手に本尊阿弥陀如来を祀る阿弥陀堂があります。
通称東本願寺で知られていますが、正式名称は浄土真宗大谷派本山「真宗本廟」です。

本願寺の歴史は弘長2年(1263)親鸞聖人が、90歳で往生されると鳥辺野に石塔を建て、
その後、親鸞の末娘覚信尼が円山公園の奥、吉水に廟堂を建てたことに始まります。
 
信長が大坂石山本願寺を攻めると、11世顕如は和議を結びます。
しかし長男教如は徹底抗戦を主張しました。

顕如亡き後一旦は長男教如が12世を継ぎ、
秀吉から六条堀川の地(現西本願寺)を与えられ本願寺を京都へ移しました。
しかし教如の母如春尼が差し出した顕如の譲状に基づき、
教如はその門主の座を追われ3男准如が引き継ぎます。

真宗の勢力分断を図る家康は、慶長7年(1602)隠居した教如に烏丸七条の地を与え、
教如は本願寺(西本願寺)から分離してここに東本願寺を建てました。

手前阿弥陀堂 奥御影堂   御影堂と御影堂門
   
 京都タワーは東本願寺のろうそく  手水舎の龍