菖蒲の節句発祥の地
本殿の前には「菖蒲の節句発祥の地」と書かれた可愛い武者人形が立っています。
藤森祭は5月5日に行われますが、
その起源は貞観5年(862)藤原良房が清和天皇の長寿と国家の安康を祈願し、
自邸へ天皇の行幸を仰いだことに始まります。
祭には武者行列も参加し、端午の節句に飾られる武者人形には藤森の神が宿るとされます。
菖蒲の節句は「尚武」にも通じ、武道の精神高揚とともにさらに「勝負」にもつながります。
藤森祭には参道で駈け馬も行われ、最近では競馬の神様として、絵馬堂には馬の額が多く見られます。
祭の日の駈馬は馬上で騎手が逆立ちをしたり、文字を書いたりいろいろな秘技が披露されます。
祭礼の神輿は北の鴨川以東七条辺りから、南は桃山まで廻りますが、
先ほどの伝説を裏付けるかのように伏見稲荷大社は全て藤森神社の氏子に含まれています。
神鎧像 競馬の絵馬
神馬 馬場となる表参道