ケーブル延暦寺駅

ケーブルを降りると海抜654m少しひんやりとした空気を感じます。
この駅舎も大正14年に建てられた洋風2階建て建築で国の有形登録文化財です。

待合室の壁面コーナーにはビーズ状の繰り出し装飾が施され、
当時流行していたバロック風な大正ロマンが感じられます。
またこの装飾に数珠をイメージしているともいわれます。
平成13年には「関西の駅百選」にも選ばれました。

外へ出ると小さな鳥の巣箱の前に餌が置かれています。
そのピーナツを指先につまんで手を挙げると
木立の間から見ていたヤマガラが飛んできて指先に止まり餌をついばみます。
ヤマピーとして皆に親しまれ、自然の小鳥と触れ合える心安らぐひと時です。

展望台からは眼下に琵琶湖の風景が広がります。
琵琶湖のくびれたところに琵琶湖大橋がかかり、
その後ろに沖ノ島が浮かび、遠く伊吹の山も望めます。

待合室 柱の縁にビーズ繰り出し状装飾  ヤマピー
             
延暦寺駅からの琵琶湖展望  展望台の木彫りのフクロウ