三栖閘門

船は出発から約20分三栖の閘門に着きました。
昔は淀川を上ってきた三十石船などは、宇治川の本流からそのまま派流へ入り港へ向かいました。
しかし大正6年の伏見の洪水により淀川が大改修され、
淀川の水位が下がり派流と淀川の間に大きな水位の落差が生じました。

船の運航ができなくなり、昭和4年水位を調整するための三栖閘門が造られました。
当時は年間20,000艘の船がここを利用しました。
しかし陸上運送の発達とともに、舟運は少なくなり、
昭和39年天ケ瀬ダムの完成とともに三栖閘門はその歴史を閉じました。
三栖閘門の内で一旦船を降りて、20分ばかり自由行動の時間があります。

三栖閘門資料館では模型でもって船と閘門の動きが展示されています。
淀川の堤防に上がると堤防には菜種の花が咲き、のどかな風景が広がります。
 (第56回「伏見港公園」もご参照ください)

 三栖閘門船着場  水の上には桜の花筏    伏見みなと広場   
           
のどかな 淀川風景