山科疏水道
桜の季節に訪ねたこの疏水道には、
800本の桜とその下に植えられた黄色い菜の花との彩が美しく、
川面を流れていく花筏にも心が癒されました。
今回の新緑の季節もさわやかな楽しい散歩道です。
安祥寺から疏水に沿って下り、3つ目の橋を渡ると本圀寺があります。
本圀寺は日蓮宗のお寺で、昭和46年に京都の堀川六条から移されてきました。
入り口の通称赤門と呼ばれている開運門は、
日蓮宗の熱心な信者であった加藤清正公が寄進しました。
清正は文禄の征韓時にこの門から出兵し、凱旋して帰国するまで門は閉じられていました。
開運門はお題目を唱えながらくぐると、運が開け金運が得られます。
境内の清正宮には「せいしょこさま」として開運勝利の神・清正公が祀られています。
以前の境内には仁王像、梵鐘、灯篭などいたるところに金箔が装飾され
「黄金の寺」として知られていましたが、
今は少しずつ塗り替えられ落ち着いた雰囲気に変わりつつあります。
(第19回 桜の山科疏水 第71回 春の山科 もご参照ください)
桜と菜の花の山科疏水 | 本圀寺と日蓮上人像 |
本圀寺 開運門 |
本圀寺 清正宮 |