奉賛会獅子神輿 梵天渡御  

縣神社と奉賛会が分裂して2基の梵天が渡御するのは今年で14回目となります。
奉賛会の渡御はJR宇治駅近くの宇治神社御旅所を、獅子神輿が先導して、午後11時に出発し、
午前0時頃に宇治大橋西詰で梵天のブン回しが行われます。

まず先導の獅子神輿は、人が乗ったまま豪快に立て横に振られます。
続いて梵天が威勢よく回ります。
縣祭りの人出は例年10万人を超えるとあり、相当の人出を覚悟していたのですが、
さすがに午前0時を過ぎ200人程度が梵天渡御を見守る状態で、ゆっくりと見ることが出来ました。

暗闇の奇祭といわれるこの夜は、昔は町家は遠くからの見物人に開放され、
暗夜の中で男女の雑魚寝もあり、交際の場として「種貰い祭」ともいわれました。

しかし今は町家の灯こそ消えていましたが、
信号機、それにネオンやコンビニの灯は消されることもなく、暗闇の風情はは失われていました。

梵天の紙垂は1600枚からなり、神社へ戻ると縁結び、安産のお守りとして参拝者へ配られます。

梵天ぶんまわし   宇治神社御旅所 
           
 神輿と梵天   雌雄の獅子頭