大豊神社 狛鼠

境内に鼠の姿が見られる神社は少なく、ようやく東山の大豊神社にそれを見つけました。
境内の末社大国社には、狛犬の代わりに可愛らしい狛鼠が置かれています。
左の吽形の狛鼠は雌で水玉をくわえ長寿を現し、
右の阿形の鼠は学問を意味する巻物を持っています。

その他境内愛宕社には火伏の狛鷹、日吉社には鬼門除けの狛猿、
稲荷社には商売繁盛の狛狐があり、本殿横には巳(蛇)まで置かれています。

今年子年は十二支の最初の年ですが、昔干支の順番を決めるのにお釈迦さまは十二匹の動物を集められました。
牛は足が遅いので前日から出かけお釈迦さまのところへ一番に着きましたが、
牛の背中に乗ってきた鼠がその直前で飛び降り一番をさらったという話があります。
猫は鼠に集まる日をだまされ、当日参加できず十二支から外されてしまい、
その恨みがあって今も猫は鼠を追い続けているそうです。

 水玉を抱える吽形狛鼠   巻物を持つ阿形狛鼠
          

境内の狛猿 

 境内の巳