長岡天満宮

4月下旬から5月初旬、長岡天満宮の八条ヶ池中央にのびる約60mの堤は
深紅の霧島つつじに彩られ、まさに見事な花のトンネルといった風情です。
つつじの樹齢は100年を超え、その数も100株といわれます。

この辺りは昔菅原道真公の所領で、在原業平らとたびたび詩歌管弦を共にされ
道真公にとっては深い思い出の地でした。
そして、藤原時平の讒言によって無実の罪で太宰府へ流されるとき、
ここに立ち寄り「わが魂長くこの地にとどまるべし」という詩とともに、自作の像を残していかれました。

その像をご神体としてお祀りしたのが、この長岡天満宮の由来です。
名残を惜しむ道真公の気持ちを汲んで、「見返り天神」ともいわれます。

本殿は昭和16年平安神宮の社殿を移築し、その前に建つ拝殿も朱塗りの華麗な建物です。
八条ケ池は寛永15年(1638)八条宮智仁親王によって築造されました。
秋には境内にある錦景園の紅葉も美しいです。


 長岡天満宮 
天満宮鳥居 
           
霧島つつじ咲く八条ケ池   錦水亭と八条ケ池