明治維新から江戸時代へ 
和宮

維新勤皇隊から維新志士列、徳川城使上洛列、江戸時代夫人列と時代は溯ってゆきます。
維新志士列では桂小五郎、西郷吉之助、坂本龍馬、中岡慎太郎、高杉晋作と続き、
「8月18日の政変」で尊王攘夷派の公卿7人が都を追われ雨の中蓑笠姿で長州へ落ちていく「七卿落ち」も見られます。
御所の猿が辻で殺された姉小路公知、そのほか吉田松陰など維新に名を連ねた人々が続きますが、
官軍に敗れて京都を去った徳川将軍慶喜や新選組の姿は見られません。

江戸時代夫人列では輿に乗った十二単の姿の和宮が登場します。
和宮は御祭神孝明天皇の妹君のあたり、有栖川宮熾仁との婚約を破棄され、
公武合体の犠牲となって14代将軍徳川家茂に嫁ぎました。

その他名妓とうたわれ後に豪商灰屋昌益の妻となった吉野太夫、出雲阿国などあでやかな姿が続きます。
行列は烏丸通りから御池通を東へ、河原町を下がって三条通りを東に向かいます。


 西郷吉右衛門(隆盛)
 
 坂本龍馬

           

 七卿都落ち
 

 吉野太夫