江戸 安土桃山 室町時代  
秀吉の唐庇檳榔毛(からひさしびんろうげ)牛車


江戸時代の徳川城使上洛列は、朝廷の即位や年始など重要な
儀式に幕府は将軍名代として親藩や譜代大名を派遣しました。
長持、毛槍、大鳥毛などを担ぐ奴を先頭に城使の豪華な駕籠が行きます。

豊公参朝列は、関白太政大臣に上り詰めた豊臣秀吉が、
慶長2年(1597)5歳で元服を迎えた息子の秀頼と伏見城から御所へ参内したときの行列です。
秀吉、秀頼が乗る写真の唐庇檳榔毛の牛車は当時最高級の豪華な乗り物です。

続く織田公上洛列は、永禄11年(1568)信長が正親町天皇の勅命を受けて禁中警護に上洛する様子で、
羽柴秀吉、丹羽長秀、滝川一益、柴田勝家の4武将が信長の前後に付き従います。

室町幕府執政列では足利将軍と、 三管領・四職を勤めた細川氏や山名氏などが御供衆として続きます

楠公上洛列では元弘3年(1333)隠岐から還幸される後醍醐天皇を兵庫へ出迎え、
都への先導役を務めた楠木正成,正季兄弟の姿が見られます。


 織田信長 

 徳川城使列の奴
 
           
 徳川城使の駕籠 
 足利将軍