法輪寺 狛虎

嵐山にある法輪寺は奈良時代に元明天皇の勅願により、行基によって創建されました。
ここ法輪寺にも阿形の狛虎と吽形の狛牛が本堂の前に置かれています。

ご本尊は日本三虚空蔵のひとつである虚空蔵菩薩ですが、その傍らに多聞天、持国天も安置されています。
虚空蔵菩薩は丑寅の方角の守護神であり、丑年寅年生まれの人の守護神でもあります。

以前にこのホームページ「92羊年ゆかりの地を訪ねて」で法輪寺を取り上げ、
虚空蔵菩薩のお使いは羊であるとしてこの寺境内の羊の像も紹介しました。

丑寅未とその年の人々がお詣りするだけでなく、
虚空蔵菩薩は知恵の神様であり、
京都の子供たちは数え年13歳になると毎年4月13日に「十三まいり」としてお詣りします。
その帰り道渡月橋を渡りきるまでに後ろを振り返ると
知恵はすべて返してしまうといわれ振り向くことができません。

 吽形の狛牛

 法輪寺本堂

         
 羊の像
 渡月橋・比叡山展望