彦根城天守閣

天秤櫓からさらに奥に進み、太鼓門をくぐると本丸に出ます。
本丸の正面には三層の天守閣がそびえ、マスコットキャラクター「ひこにゃん」の姿も見られます。

天守閣は京極高次が関ヶ原の前哨戦で最後まで戦った大津城の遺構といわれ、
慶長12年(1607)ころに移築完成し、国宝に指定されています。
現在国宝に指定されている天守閣は、姫路、松本、犬山、松江、彦根城の5ヶ所だけです。

屋根の形は三角形の入母屋破風、千鳥破風、切妻破風、
それに丸味を帯びた唐破風が添えられ、変化にとんだ優雅な美しさが見られます。

天守閣の上からは、西に雪の比良連峰を背景に琵琶湖の北部が広がり、
北には伊吹山を挟んで左手に長浜、賤ヶ岳、小谷城の山々、右手には佐和山城趾など戦国時代の史跡がしのばれます。
南に目を転じると、安土城の山並みも望めます。

本丸から雪の残る西の丸を経て、井戸曲輪を抜けると玄宮園へ出ます。


天守閣と本丸跡
 
 天守閣から伊吹山を望む
                 

 井伊家の赤備え
 西の丸跡