玄宮園  楽々園

玄宮園西入り口の手前に、槻御殿(けやき御殿)「井伊直弼誕生の地」の碑があります。
槻御殿は彦根城の二の丸御殿として、江戸時代初期の1677年
4代藩主井伊直興によって造営された井伊家の下屋敷でもありました。

今も残る数寄屋風屋敷の大書院と枯山水の庭の部分を楽々園といいます。
直弼は文化12年(1815)父直中の14男としてこの屋敷で生まれました。

そして楽々園に隣接して、大名庭園として造られたのがこの写真の玄宮園です。
大規模な池泉回遊式庭園の中央池泉には鶴島、亀島など大小4つの島が浮かび、
その風情は瀟湘八景に因んで造られた近江八景を表しています。
趣のある九つの橋、借景にそびえる天守閣、
その庭園にある鳳翔台の茶室は
彦根藩主が庭園を眺めながら来客をもてなす憩いの場所でもありました。

 槻御殿 井伊直弼生誕地 
 新春の玄宮園入り口
          

玄宮園庭園
 
 茶室 鳳翔台