ならの小川

 上賀茂神社の朱塗りの社殿を挟んで流れる御物忌川と御手洗川がひとつになり、
ならの小川と名前を変えて、境内の木立ちの間を流れています。
そこに百人一首の家隆の石の歌碑があります。

  「風そよぐならの小川の夕ぐれは みそぎぞ夏のしるしなりける」 従二位家隆
楢の葉に風がそよいでいるこのならの小川の夕ぐれは、涼しくて既に秋の気配が感じられるが、
六月祓いのみそぎ行事が行われているのが夏である証である。