小倉山 大堰川を挟んで亀の背のようにこんもりと見える山が小倉山です。 しかし、昔は対岸の嵐山も含めて一帯を小倉山と称していたようです。 「小倉山みねのもみじ葉心あらば いまひとたびのみゆきまたなむ」 貞信公 (訳)宇多法皇の御幸はすんでしまったが、小倉山の峰のもみじ葉にやさしい心があるならば、 もう一度醍醐天皇の行幸があるまで、散らないで待っていて欲しいものだ。