吉田神社 節分祭

今年の京都の節分祭は、コロナ禍の中にあって各地で行事が自粛され、寂しい姿でした。
過去にこのホームページで蘆山寺、壬生寺の節分を取り上げましが、
ここでは古い写真をみながら他の社寺の節分をご紹介します。

吉田神社といえば貞観元年(859)藤原山蔭が、奈良・春日大社の四神を吉田山に遷し
、京都の守護神として創建されました。

立春の前後3日間にわたる節分会は室町時代からの伝統に基づき行われ、
参拝者も例年約50万人、露店も800が並び大変賑わいます。

初日には前日祭として、境内の奥にある八百万の神々を祀る大玄宮で疫神祭が行われ、
厄除けと一年の無病息災を祈願します。
夜には本宮舞殿で追儺式(ついなしき)が行われ、
暴れまわる赤鬼、青鬼、黄鬼を四つ目の方相氏(ほうそうし)が退散させます。

節分当日の夜には火炉祭が行われ、5mもある巨大な火床に火が点じられます。

大玄宮   
舞殿
        

境内の黄鬼
 
 吉田神社 鳥居