清浄華院 節分祭

御所の東、蘆山寺の北隣が浄土宗の大本山清浄華院です。

ここで節分の由来を見てみましょうしょう。
節分は春夏秋冬の季節の変わり目を意味します。
一年の始まりである立春の前日が今の節分です。

、平安時代の宮中ではこの日に一年の厄を祓う追儺の行事が行われ、
室町時代のころから豆を撒いて悪鬼を追い出すようになりました。
赤鬼は欲望、青鬼は怒り、黄鬼は甘えとそれぞれ人間の煩悩をあらわします。
豆は「魔の目」すなわち鬼の目を意味し、そこへ豆「魔滅(まめ)」を投げつけて魔を滅すといいます。

そして午後から境内では淨焚き式が行われ、
それを邪魔しようと赤鬼、青鬼が現れ山伏と問答し、山伏の豆撒きに追われて鬼は降参します。
その後、山伏の刀の儀が終わると山伏の持つ松明から護摩壇に火が点じられ、
境内は煙に包まれ荘厳な雰囲気となります。


境内を暴れる青鬼 
淨焚き式 
        

 刀による儀式
 清浄華院 大殿