須賀神社 節分祭

平安神宮から少し北に行くと須賀神社です。
ここには素戔嗚命(すさのおのみこと)と櫛稲田比売神(くしなだひめのみこと)の夫婦神が祀られ、縁結びの御利益があります

そこへ節分に現れるのが立烏帽子に水干姿で、白い覆面をした懸想文(けそうぶみ)売りです。
懸想文とは昔の恋文です。
昔は字の書けない人も多く、恋文も公家が顔を隠して副業に代筆したといいます。
それを再現したのがこの懸想文売りで、肩にかけた梅の枝に懸想文が吊るされています。
女性は懸想文をお守りとして買って帰り、箪笥にしまっておくと美しくなり良縁に恵まれるといいます。

須賀神社の向いが修験宗の総本山聖護院門跡です。
こちらでも赤、青、黄の三匹の鬼が暴れますが山伏の調伏を受けて改心し、
追儺式の豆撒きでは、鬼自身が「鬼は外」とは言わずに「福は内」とだけ叫んで豆を撒きます。
その後、山伏問答があって、最後に大護摩供が行われます。

 懸想文売り
 懸想文
      

聖護院本堂 採灯護摩壇 
 鬼の豆撒き