東本願寺 御影堂門楼上

御影堂門が今年初めて一般に公開され、楼上へ上がってきました。
この門は慶長7年(1602)に創建されましたが4度の火災に遭い、
明治44年に再建されたもので重文に指定されています。

御影堂門は高さ27m、正面21m、側面13mあり、
高さにおいては日本一を誇る二重の木造楼門です。

楼上には釈迦如来などの三尊が安置され、正面には「真宗本廟」の大きな額が掲げられています。
天井には竹内栖鳳の「飛天舞楽図」が描かれる予定でしたが工事の都合で実現せず、
今は白壁天井のままで草稿図だけがお寺に残されています。
栖鳳は写実手法を尊び、天女の姿を当時としては珍しい半裸の女性をモデルに描こうとしましたが、
その女性が病死したことが完成を妨げたとも伝えられます。

楼上の西側からは眼下に世界最大級の木造建造物御影堂と阿弥陀堂が見えます。
このホームページ92「未年ゆかりの地」、113「東本願寺」もご参照ください。


 御影堂門
 
真宗本廟の扁額
    

楼上から見る右御影堂、左阿弥陀堂 

 木鼻の龍