信楽 新宮神社

次に陶器の町信楽へ向かい、紫香楽の一宮である新宮神社を訪ねました。

新宮神社の歴史は古く、奈良時代の霊亀元年(715)素戔嗚尊他2柱を祀り創建されました。
以来近衛関白家や近江源氏の一族佐々木氏の信仰も厚く栄えてきましたが、
社殿は南北朝の戦火によって焼失しました。

現在の本殿は寛文3年(1663)に建てられたものです。
さすが陶器の町信楽の産土神とあって、境内の狛犬も陶器で造られています。

「幼きとき集めしからに懐かしも 信楽焼の狸をみれば」
これは入口の鳥居の横にある昭和天皇の歌碑です。
 
昭和26年、天皇が信楽に行幸された時、町は日の丸の小旗をもった信楽焼の狸を並べて奉迎し、
昭和天皇はその想い出を歌に詠まれました。

このことが新聞で報道されると、信楽の狸が全国的に知られるようになりました。


昭和天皇歌碑

    新宮神社本殿

         
 
陶器の狛犬

 鶏と太鼓