信楽伝統産業会館

信楽高原鉄道の信楽駅前にある、令和2年に新築された信楽伝統産業会館を訪ねました。
ここでは信楽焼の歴史、そして名品の数々が展示されており、
信楽焼の伝統技術も紹介もされています。

信楽焼は日本六古窯のひとつに数えられ、 
聖武天皇が紫香楽宮造営にあたり、瓦を焼いたことに始まるとされています。
鎌倉時代後期に常滑技術の影響を受けて、信楽の陶土を使った壺、瓶がつくられ、 
室町桃山時代には茶道とともに茶器が発達し、 
江戸時代になると土鍋、徳利など日常生活用品が大量に生産されました。

昭和になると火鉢の生産が全国の80パーセントを占めましたが、電化製品の普及とともにに火鉢は衰退し、
今は日用陶器の他、陶板、狸の置物、植木鉢などの信楽焼は伝統的工芸品としての指定を受けています。

令和元年の朝ドラで放映された「スカーレット」は信楽の女性陶芸家を主人公とし、 
スカーレットの言葉は信楽焼の黄味がかった赤色を意味しています。


 信楽作品展示室

 信楽焼工程展示

         
 
 窯焼作業
 
 信楽高原鉄道 忍者列車