北向山不動院

安楽寿院からすぐ西に北向山不動院があります。
ここは天台宗の単立寺院で、一般には「北向のお不動さん」として親しまれています。

大治5年(1130)鳥羽上皇の勅願により、 
興教大師覚鍐(こうぎょうだいしかくばん)を開山として、鳥羽離宮内に創建されました。
興教大師によって、鳥羽天皇の病気平癒祈願が行われた満願の日、 
天皇の夢に不動明王が現れ病は回復しました。

天皇は仏師康助に命じて不動明王を刻み 王城鎮護として 
 都の方向北向きに本尊を祀り 本堂も北を正面として建てられています。

鳥羽天皇の誕生日である1月16日には、特別加持祈祷と採灯大護摩供が行われ、 
重文の本尊不動明王が公開されます。
本堂は正徳2年(1712)東山天皇の旧殿を移築したものです。
境内にはたくさんのお不動さんが並んでいます。


 北向山不動院 山門
 
    護摩壇の不動尊

                
 
不動尊
  
  不動尊