蟷螂山 (とうろうやま)
蟷螂山は「かまきり山」ともいわれ、
からくりで御所車の車輪が回り、その上のかまきりが羽を大きく広げます 。
中国の故事「蟷螂の斧」に由来し、
南北朝のころ足利義詮軍に果敢に立ち向かって戦死を遂げた
この町内に住む四条隆資卿の武勇をたたえて作られました。
前懸、胴懸、見送りは人間国宝羽田登喜男の友禅染です。
次の山伏山はご神体の山伏淨蔵貴所が、八坂の塔が御所の方向へ傾いたとき、
終夜塔の前で祈祷し、それを元に戻したという伝説に基づきます。
山の周囲にめぐらされた水引は「養蚕機織図」で、養蚕や機織が描かれた綴錦です。
霰天神山は室町時代に京都で大火があり、
そのとき激しい霰とともに1寸2分の天神像が降ってきて、
火は鎮まったという伝説に基づき天神様が祀られています。
火伏のご利益があります。
蟷螂山 御所車と蟷螂(かまきり) | 山伏山 上の水引 養蚕機織図 |
山伏山 |
霰天神山 |