早尾地蔵

京都の六地蔵巡りはよく知られていますが
比叡山の麓、近江の坂本にも六地蔵があります。
地蔵盆の8月23日、坂本六地蔵を廻ってきました。

ここの六体のお地蔵さんは
すべて伝教大師最澄によって刻まれたものだという伝承があります。

1番早尾地蔵は日吉大社入り口、三の鳥居の横にある
六角形の立派なお堂に納められています。
堂内には小さな千体仏に囲まれて、1尺3寸の石地蔵尊が祀られています。

このお地蔵さんは別名「隠れんぼう地蔵」とも呼ばれ、
西教寺開山真盛上人が生まれた日から、このお地蔵さんは姿を隠し、
真盛上人が入寂されると再び姿を現したことから、
真盛上人はこのお地蔵さんの生まれ変わでであるといわれています。

 伝教の彫みおかれし石地蔵 姿を変えて出ずる真盛

最澄は童子の養育を念じて地蔵を彫ったことから「子育て地蔵」ともいわれ、
子育ての信仰があります。
この日は比叡山の僧による法要が行われていました。


ご本尊 早尾地蔵 
 お坊さんによる法要
       

日吉大社参道 三の鳥居     
     
 地蔵菩薩本願経 唱和