苗鹿地蔵

2番は阿波羅屋地蔵 3番は苗鹿地蔵です。

写真は3番苗鹿(のうか)地蔵で、坂本の北、雄琴温泉の近く本光寺の境内にあります。
このお地蔵さんは別名「滑り地蔵」と呼ばれ、
昔殿様が馬に乗ったままこのお地蔵さんの前を通り過ぎようとして、馬から滑り落ちたことに由来します。
それからは街道を行く大名は、馬を降りて地蔵堂の前を通って行ったそうです。

苗鹿地蔵は、元街道と地蔵川の交差するところにあって、
いつの時代かに本光寺へ移されてきたようです。
お地蔵さんの前の閻魔大王が印象的でした。

2番の阿波羅屋(あばらや)地蔵は坂本平和堂の隣にあります。
「あばらや」とは大日如来真言の「あらはしなや」からきており、
仏が人々に親しまれやすいお姿に変身して幸せをもたらすということだそうです。
ここは幼児のかん虫、夜泣き、夜尿症にご利益があります。

 苗鹿の地蔵群

 苗鹿地蔵を守る閻魔大王

   
 阿波羅屋地蔵 東屋  
前掛けも新調された阿波羅屋地蔵群