東 寺

東寺の愛称で親しまれているこのお寺は正式には
「東寺真言宗総本山 八幡山金光明四天王教王護国寺秘密伝法院」という長い名前が付けられています。

桓武天皇が都を平安京に移されたとき、都の入り口に羅城門を築き、
延暦15年(796)朱雀大路を挟んで東西に東寺,西寺の建立が計画されました。

あとを継いだ嵯峨天皇は、弘仁14年(823)弘法大師空海に東寺を下賜され、
国家鎮護の官寺そして根本密教の道場としました。

現在西寺はなく、東寺のみが平安京の遺構をとどめ世界遺産に指定されています。

九条通りに面した南大門(重文)は、明治元年に火災で焼失したあと、
明治28年蓮華王院(三十三間堂)の西門を移した桃山時代の代表的な八脚門です。

弘法大師が亡くなられた3月21日に因み、毎月21日は「弘法さんの日」として
境内には出店が並び参詣者でにぎわいます。

 南大門
 西寺跡
                 

朱雀大路を挟み右下東寺 左下西寺
          平安京模型 京都アスニ―展示品
 毎月21日弘法さんの出店