五重塔(国宝)

京都のシンボルでもある五重塔は、京都の人が旅に出て車窓から五重塔が見えると、
京都へ帰ってきた安らぎを感じるとよく言われました。

五重塔は弘法大師による創建以来4度の落雷などによる焼失があり、
現在の五重塔は、寛永21年(1644)に5代目として建てられたもので、
高さが約55m、木造建築としては日本一の高さを誇ります。
五重の塔には弘法大師が唐から持ち帰った仏舎利が納められています。

塔の影を映す瓢箪池の東には
不開門(あけずのもん)といわれる東大門(重文)があります。
延元元年(1336)新田義貞と足利尊氏が戦った時、
尊氏がこの門を閉めて難を逃れたとされ、その時以来この門は閉ざされたままになっています。

南大門近くにある鎮守八幡宮には弘法大師自らが刻んだとされる
僧形八幡神像と女神が祀られておりこれらの像は日本最古の神像といわれています。

その他境内にある修行大師像は、弘法大師の修行姿を表しています。


五重塔 

 修行大師

         

 東大門
 
 鎮守八幡宮