浪漫クルーズ 一番丸

今秋初めておごと港から琵琶湖大橋を1時間で巡る観光船が周航し試乗してきました。
一番丸と名付けられた船は外輪船を模したレトロな形で、堅田杢兵衛造船所で造られ、
明治2年に琵琶湖に初めて汽船が誕生したときの船の名を受け継いでいます。
湖岸の樹々も色づき、湖面にその色を映しています。

琵琶湖は琵琶湖大橋を境にして北湖と南湖に分かれます。
おごと港は南湖にあり、東に近江富士といわれる三上山、南に近江大橋や大津の町、
西に比叡の山並みを望み広々と感じられます。

しかし、北湖はさらに南湖の10倍の面積があり、
水深は北湖が平均43m、南湖が平均4mと聞くと、南湖の水量は北湖の100分の1にもならないとのことで、
今更のように琵琶湖の大きさにびっくりします。

琵琶湖大橋が近づくと、琵琶湖独特の漁法魞(えり)が見えてきます。
湖の中に竹で柵を造り、魚は柵に添って進み自然と「つぼ」に入って捕らえる漁法です。


一番丸 
 
 雄琴港
           

水鳥と近江富士
 
 手前湖中の竹柵が魞(えり)