初夏の鏡容池

  石庭を出て、前に広がる鏡容池のあたりまで来ると、初夏にはさつきが池のほとりを彩り、
心に安らぎを覚えます。

平安時代ここはもと徳大寺家の山荘があり、衣笠山の柔らかな山容を映す池泉庭園は、
竜頭鷁首の船を浮かべて楽しんだであろう大宮人の優雅な面影がしのばれます。