虎の子渡しの庭

  方丈の前のひくい油塀に囲まれた白砂の庭には、七五三に分けて15の石が配され、
その石の姿が川を渡る虎の様子に似ているとして「虎の子渡しの庭」と呼ばれています。

  また、大海に浮かぶ島にも、雲海にそびえる霊峰にも例えられ、見る人をして心を自由に遊ばせ
、何となく禅宗の境地を感じさせられる庭である。

  作者は相阿弥と言われたこともあったが、今は作者、作庭年代も不祥とされています。