晩秋の糺の森　

　　境内36000坪を包む糺の森は、古代の山城原野の自然の姿が今に残され、欅、榎、椋などの落葉樹が
参道に四季の風情を添えています。夏には森影を縫って流れる泉川に蛍も見られます。

山城国風土記には、玉依媛が鴨川で禊をしていたとき、川上から丹塗りの矢が流れてきて、
それを持ち帰り床の間に置いておくと身ごもり、生まれたのが上賀茂神社の御祭神賀茂別雷命
（かもわけいかずちのみこと）だと記されています。
京都の先住民である賀茂氏が、祖先を祀った京都最古のお社のひとつです。